CS-Tokyo代表理事 挨拶    2023年4月

市古太郎(東京都立大学)

 2022年8月17日のCS-Tokyo設立総会から約半年が経過しました。この間理事会にて、また支援いただいている団体のみなさんと組織運営に関する意見交換やご提案もいただき、しなやかでタフな組織となるべく、少しずつですが成長を進めています。

 実際の活動としては、東京都災害ボランティアセンターアクションプラン推進会議が主催する品川、杉並、府中、北区での地域プログラムを踏まえ、2023年1月29日と2月7日にハイブリッド形式で開催された「首都直下地震時の災害ボランティア活動 2023 連携ワークショップ」の企画運営に参画しました。3年ぶりとなった対面開催の会場は、にぎやかでにこやかな雰囲気と関係者間のネットワークづくりも進みました。

 また2021年4月発表の「災害時のための『市民協働 東京憲章』」を深めるべく、全6回の連続勉強会「関東大震災100年とこれからの市民防災」が2022年12月21日にスタートしています。初回はオンライン含めて100人を超える参加がありました。この他にも東京都生活文化スポーツ局との東京都災害ボランティアセンターに関する災害時行動計画の検討も進めています。

 これらの活動は、アクションプラン推進会議による連携ネットワーク活動で先行し、大切に育ててきたわたしたちの資産です。CS-Tokyoはこういった大事な資源を継承し、さらなる発展に寄与する組織として、その大事な一歩を踏み出しつつあると感じます。理事会や運営委員会では、さらなる発展として「防災×アート」といった企画の頭出しもなされています。

 ぜひ、みなさまからのアイディアもお寄せいただき、市民防災・市民災害ボランティアの頼れるネットワークづくりを質・量ともに広げていければ、と思っております。

 

市古太郎(CS-Tokyo代表理事、東京都立大学)